「階段の昇り降りで膝が痛む」理由とは?軟骨ではなく「関節包・筋肉」へのアプローチ

1. 「軟骨には痛覚がない」という事実

「軟骨がすり減って痛い」とよく表現されますが、解剖学的に膝関節の軟骨自体には神経(痛覚受容器)が存在しません。 では、階段の昇降時に感じている痛みの正体は何なのでしょうか?

主な発生源は以下の組織です:

  • 滑膜・関節包:関節を包む膜。炎症や内圧の上昇によって強い痛みを感知する。

  • 膝蓋下脂質体(しつがいかししつたい):膝の皿の下にある脂肪組織。柔軟性を失うと挟み込まれて強い痛みを発する。

  • 大腿四頭筋・筋膜:太もも前の筋肉が硬くなり、膝の皿(膝蓋骨)の滑走性を阻害する。

2. 「昇り」と「降り」で痛む原因の違い

  • 昇りでの痛み:主に「大腿四頭筋(太もも前の筋肉)」の収縮力不足と、お尻の筋肉(大殿筋)が使えていないことによる膝への負担集中。

  • 降りでの痛み:体重の約3〜5倍の衝撃がかかるため、「膝蓋下脂質体」の挟み込みや、足首のクッション性不足による衝撃吸収障害が原因。

3. おはな整骨院による専門施術

階段降下時に生じる膝痛の多くは、軟骨の磨耗ではなく、膝蓋下脂質体の柔軟性低下や大腿四頭筋の緊張に伴う膝蓋関節の滑走障害、そして関節包の炎症に起因します。

当院では、膝蓋骨の動きを正常化する膝蓋関節モビライゼーションと脂質体への手技アプローチを実施。膝への偏荷重を防ぐ股関節・足関節のアライメント矯正を組み合わせ、関節内圧を低減させて階段昇降時でも痛みの出ない運動連鎖を構築します。